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橋本聖子氏(元スピードスケート・競輪選手)

昨日、日本テレビの番組「いつみても波瀾万丈」にて、元スピードスケート・競輪選手で現在国会議員を務めている橋本聖子氏の特集が放送された。

現役時代は日本人女性最強のスケート選手で、サラエボ五輪からアトランタ五輪まで五輪通算出場回数は7回(世界タイ記録)のスポーツ選手人生を振り返った番組だったのだが、まさに「波乱万丈」の人生、本当に凄い…
僕自身、「橋本聖子」の名前は当時僕が小学生の頃から聞いていて、オリンピックといえば「橋本」と言うくらい有名な選手だった。スケート競技で彼女の右に出る選手などいなかったし、夏季大会の選手を含めて、ネームバリューで敵う選手も皆無といってよかった。今では考えられないが、当時冬季五輪は知名度がとても低く、大会が開催されてもテレビ中継は殆ど行われないくらい人気がなかったが、橋本選手だけは常に話題になっていた。冬季五輪の花形選手だったのだ。

番組では選手時代の事が紹介されていたが、小学生の頃からスケート選手として活躍していた裏で、内臓を悪くして通院・入院生活の連続だった事、学生時代を通して、有名であるが為に受けてきたいじめ、恋とは全く無縁で選手生活をしてきた事、スケート選手でありながら夏季大会・競輪競技へ進出した事(その後競輪選手のトレーニングは現在のスケート選手にも取り入れられるようになっている)に対するマスコミからのバッシング、アルベールビル五輪(1992年開催)での銅メダル獲得(日本人女性初の銅メダル受賞、ちなみに同大会ではフィギュアスケートで伊藤みどり選手が日本人女性初の銀メダルを獲得している)引退後の代議士への転身、そして結婚、現在6人の子供の世話をしながら日本スケート連盟会長を務めている。

波乱万丈もここまできたら…

彼女こそ冬季オリンピック選手の先駆者といっていいだろう。彼女の冬季五輪への貢献度は計り知れない。何といっても冬季競技が今の地位を獲得できたのは彼女の活躍があったればこそだ。

今から考えると、改めて、本当に、凄い選手だったんだな…
今更ながら、しみじみと感じた。
by wataridori21 | 2007-02-12 07:05


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