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ノルディック世界選手権・クロスカントリー男子スプリント・リレー(40km)

ノルディックスキー世界選手権は8日目を迎えた。昨日の女子に続いて札幌市・白旗山距離競技場にてクロスカントリー男子スプリント・リレーが行われた。

ルールは昨日と同じで距離は女子の2倍。リレーは4人1組で1人あたり10km、合計40kmを走る。マススタート方式(全員一斉にスタートする)で、順番は去年のトリノ五輪の順位を適用する。第1・2走者がクラシカル走法、第3・4走者がフリー走法で行う。日本チームのメンバーは次の通り、
1走→蛯沢克仁選手(立野ケ原SC)、2走→駒村俊介選手(ワセダクラブ)、3走→山岸修選手(アインズ)、4走→神津正昭選手(ブルボン)

最終順位は次の通り、
1位→ノルウェー、2位→ロシア、3位→スウェーデン、4位→ドイツ

第1走ではほぼ「ダンゴレース」の展開だったが、第2走に変わると、ノルウェー・ロシア・スウェーデンが下位チームを大きく引き離す。この3チームのタイム差はわずか2秒だったが、3位ロシアと4位ドイツとのタイム差は20秒も離れた為、ここからのレースはこの3チームの争いとなった。
フリー走法に変わった3走目も3チームの激しいデッドヒートを繰り広げ、周を重ねる毎に4位グループをタイムで引き離し1位~3位の差が1秒の状態で第4走目にバトンが渡った(4位ドイツとの差は37秒に広がっていた)
アンカー対決の顔ぶれは、アンデシュ・セデルグレン選手(スウェーデン)、ディメンティエフ選手(ロシア)、ペッテルユニオール・ノールトゥグ選手(ノルウェー)の3人。3週目に入っても互いに譲らないレース展開で終盤へ突入、しかし白旗山距離競技場に入った瞬間にノールトゥグ選手が一気にスパートを掛け、凄まじいペースでロシア・スウェーデンを引き離し、バックストレートに入った時点で勝負あり。見事にノルウェーの優勝が決まった。
ノルウェーは2001年からこの競技での世界選手権4連覇を達成した事となる。ノルウェーチームの皆さん、本当におめでとうございます!

日本チームは第1走のベテラン蛯沢克仁選手が9位と健闘したが、2走から順位を下げてしまい、最終順位は15位となった。日本チームの皆さん、本当にお疲れ様でした。

とにかく最後の場面、若干21歳・ペッテルユニオール・ノールトゥグ選手の凄さ、素晴らしい活躍をみせてくれた。凄いレースだったね。

<追記>
今日の夜、札幌市・宮の森ジャンプ競技場でジャンプ個人ノーマルヒル予選が開催された。順位は次の通り、
葛西紀明選手→8位、岡部孝信選手・伊藤謙司郎選手→14位タイ、伊東大貴選手→21位。
4人全員が予選通過との事。明日の決勝が楽しみだね♪
by wataridori21 | 2007-03-02 19:39


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