フィリップ・トルシエ(元日本代表監督、FC琉球・総監督)

1998年9月から2002年6月まで、日本代表監督を務めたのはフィリップ・トルシエ。

彼はフランス・パリ出身で、1976年、21歳の時にフランス2部リーグのASアングレームに所属。
以来、レッドスターFC93(元FIFA会長ジュール・リメが創設したクラブチーム)、FCルーアン、そしてスタッド・ランスと、フランス2部リーグのチームを渡り歩いた。

1983年、28歳で現役引退し、同年にU-15フランス代表の監督に就任。U-15とはいえ、指導者転向1年目から代表監督を務めている事からも、早くから指導者として期待されていた事が推察される。
1989年、アフリカに渡り、コートジボワールサッカーリーグのASECミモザ・アビジャンの監督に就任。1990年から1992年までリーグ3連覇。
1993年、前年にアフリカネイションズカップで優勝したコートジボワール代表の監督に就任するが、同年の「アジア・アフリカ選手権」直前に辞任。
1997年、ナイジェリア代表監督に就任し、チームを1998年フランスW杯・予選通過させる手腕を発揮したが、サッカー協会と金銭面での対立が生じて、解任される。
1998年、すでにフランスW杯出場を決めていた南アフリカ代表の監督に就任し、本戦グループリーグで指揮を執り3戦で2分1敗となり1次リーグ敗退。大会終了後に代表監督を退任。

1998年、9月にフランスサッカー協会の紹介で日本代表監督に就任。この時、日本A代表とともにU-21日本代表の監督を兼任。
2000年、シドニー五輪でU-23日本代表監督として、1968年以来32年ぶりの大会ベスト8。
2000年、第12回アジアカップで、1992年以来8年ぶりのアジアチャンピオン。
2001年、第5回FIFAコンフェデレーションズカップで準優勝。
2002年、W杯日韓大会で日本代表初の決勝トーナメント進出を果たし、ベスト16。
2002年、日本代表監督を退任。

2003年、カタール代表監督に就任するが、翌2004年、成績不振で解任。
2004年、フランス1部リーグのマルセイユ監督に就任、しかし翌2005年に解任。
2005年、モロッコ代表監督に就任、しかし同年の内に解任。
2007年、JFL(日本フットボールリーグ)・FC琉球の総監督に就任。

日本やアフリカ諸国などで代表監督を務め、数々の実績を挙げながら、実直なのか奇矯なのか判断しにくいが、行く先々で物議を醸し出す人物(ある意味、人間味のある指導者とも言える)。

人によって賛否両論はあるが、歴代の日本代表監督の中で、彼ほどの実績を残した人物はなく、やはり指揮官としては高く評価されて良いだろう。
今年はJFLチームの総監督との事で、どこまでチームをレベルアップさせていくか、大いに期待したい。
[PR]
by wataridori21 | 2008-01-05 20:32


<< ジーコ(元日本代表監督、ブラジ... 第14回アジアカップとイビチャ... >>