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カーリングの第一人者

この前のパシフィックカーリング選手権2006では珍しい光景があった。場内で係員が小型のFMラジオを販売して回っていたのだ。
僕自身、初めは気にも留めなかったのだが、3位決定戦の最中に僕の席の傍を通ったので1つ購入し、使用してみた。すると行われている試合の模様を詳しく、延々と解説する声が流れてきた。

声の主は小林宏氏。日本カーリング界の第一人者でありパイオニア的存在でもある。

現在、彼は山梨県南都留郡山中湖村で Curlplex Fujiという1年中使用出来るカーリング場を運営し、山中湖メイプルカーリングクラブを設立するなど、精力的にカーリングの普及に尽力している人物だ。ちなみに今年2月、NHKで放送されたトリノオリンピック・カーリング中継で、刈屋富士夫アナのとなりで解説を努めている。予選リーグ・日本対イタリア戦、第10エンド・先攻の日本・スキップ小野寺歩選手のラストショットが決まり、後攻イタリアのラストショットが外れた際に刈屋・小林両氏が同時に「勝った!」と叫んだ場面はその後何度も放送された。

この日の解説も素晴らしく、日本・ニュージーランド両チームの選手達のショットすべてに明確な解説が添えられていった。淡々としていながら、とても分かりやすい。そしてこの競技の奥深さや楽しさも加わり、視聴者の心をとらえて放さない。
試合の最後には「皆さん、選手が投げた後には是非、盛大な拍手をしてあげて下さい」と語り、実際に場内の観客から両チームに温かい拍手が送られた。

ラジオを聴いた人達は、誰もが「この人はカーリングを心から愛し、敬意を持っているのだ」と感じたはずだ。

今度カーリングの試合を観る時は、是非彼の解説を聞きたい、と心から思った。
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by wataridori21 | 2006-11-28 23:05

本橋麻里選手(カーリング選手)

マリリン…

昨日行われたパシフィックカーリング選手権大会2006のプログラムの表紙には、ストーンを投げる構えをしている選手の写真がある。「チーム青森」のサード本橋麻里選手だ。本人もビックリだろう、去年の今頃など考えもしなかったに違いない。自分がカーリング界の「アイドル」として、ここまで有名になろうとは…

今年2月を思い出す。トリノ五輪で競技を終え、成田空港に降り立った「チーム青森」の選手達がテレビに映し出されていた。大勢のファンの歓迎の中で、選手達は文字通り「キツネに摘まれた」ような表情で苦笑いを浮かべながら歩いていた。なにせトリノへ出発する時は、見送りする人は身内など少数だったろうから…

僕が面白かったのは、直後の3月に行われた日本選手権。今回のパシフィック選手権の出場権が掛かっていたのだが、予選から会場が大勢の観客で埋まっていたのがテレビのニュースで流されていた。
リポーターが観客に「お目当ての選手は?」と聞いたら、

「マリリン」

…マリリン?

その後、本橋選手がうつされ、「ああ、本橋選手の事…」と分かったが、思わず大笑いしてしまった。

マリリンかぁ…マリリンねぇ

その時、彼女自身は顔を赤らめながらリポーターの質問に答えていたのが印象的だった。そりゃ、大勢の人達から、マリリン、マリリンなんて呼ばれたら、ねぇ…(笑)

今やすっかりアイドルと化してしまったけれど、カーリング界において本橋選手は輝かしい経歴の持ち主としてジュニア時代から有名な選手だった(事実、当時シニアチームにリザーブとして参加していた程の実力派選手だった)。そしてトリノ五輪での活躍(当時まだ19歳だった!)、そして今回の大会と…

人気・実力とも文句なしの選手だけに、今後の活躍がとても楽しみだ。
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by wataridori21 | 2006-11-27 19:03

パシフィックカーリング選手権大会2006

パシフィックカーリング選手権大会2006を観戦する為、ダイドードリンコアイスアリーナ(西東京市・東伏見)へ行った。

今年カーリングはトリノ五輪での大健闘から話題を呼び、直後の青森でのカーリング日本選手権では会場が観客で溢れかえるなど「空前のカーリングブーム」が巻き起こった事は記憶に新しい。

あれから9ヶ月、日本カーリング協会は今回の選手権大会の会場を長野・軽井沢から急遽、東京都・西東京市のアリーナに変更。人気が続いている今がチャンスと協会は考えたのだろう。
しかし現実は厳しい。大会初日(21日)の台湾戦は、平日とはいえ僅か539人だけ…その後も低調な状態が続いていたらしい。


日本女子代表「チーム青森」のこれまでの成績は…

予選リーグ(6チーム中4位以内なら準決勝進出)
21日・オーストラリア戦→不戦勝、台湾戦→12-1
22日・ニュージーランド戦→8-2
23日・韓国戦→5-9、中国→11-5(通算4勝1敗)
準決勝(先に2勝すれば決勝進出)
25日・中国戦→4-6、6-9(決勝ならず)

そして今日(26日)3位決定戦(ニュージーランド戦)となった。

午前9時30分、東伏見に到着。人はどれくらいかな…なんて思ってたら、結構行列が出来ていた。やっぱり人気は高いようだ。場内は他の人気スポーツに比べると酷ではあるが、ウィンタースポーツの大会としては悪くはない。

午前10時、試合開始。
第1エンドこそニュージーランドに1点を先取されたものの、第2エンドに4点を奪って逆転。第5エンドを終了した時点で7-2と大きくリード。
後半、チーム青森は大量リードしている為、相手のストーンをことごとくハウス(円)から弾き出すテイクアウトゲームに持ち込み、相手にスキを与えない。
そのまま10-3で第9エンド終了。そして相手チームがギブアップの握手を求めたため、そこで試合終了。
見事に大会3位を勝ち取った。

試合終了後、観客から惜しみない拍手が送られた。いい試合だった。
今回の大会は日本女子の4連覇が掛かっていたとの事だったが、まだ新チームは出来たばかり。来年また頑張って欲しいね。
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by wataridori21 | 2006-11-26 18:59

独立リーグの今後

現在、日本全国で独立リーグ設立の構想は幾つもあるのだが、実現したのは四国アイランドリーグ(略称・四国IL)だけ。他の独立リーグはことごとく頓挫している(沖縄県で設立されたUリーグ沖縄もあったが、結局プロ化を諦め社会人野球チームに変更となった)

やはりプロ野球リーグを設立するためには強力なスポンサーを付けない事には難しい。単なる思いつきで「イケイケ、ドンドン」と立ち上げたり、「町おこし」的な発想で成り立つような簡単なものではない。そんな気持ちで設立したら、そこに夢を抱えて参加する選手達がかわいそうだ。

その点、四国ILはよくここまで組織を作り上げたと、改めて頭が下がる。創立者・石毛宏典代表の苦労は計り知れないものがあっただろう。

今の日本では高校・大学を卒業すると、プロ野球選手になる以外では、野球を続ける事は難しい。一昔前なら数多くの社会人野球チームが存在していて受け皿になっていたが、不況の影響でチーム数が激減し、素質がありながら野球を断念しなければならない選手が沢山いる。
しかし全国には「プロ野球選手予備軍」は沢山いると思う。高校野球選手権大会では毎年4000以上の高校野球チームが参加しているわけで、その中で素質の高い選手を数えたら、どれだけ膨大な人数になるか…

その点、生活は苦しいけれど、野球を続ける事ができる独立リーグの存在は大きい。いずれは元NPB所属の元プロ野球選手が大量に独立リーグに流れてくる事もあるかも知れない。NPBでも毎年100人以上の選手が戦力外となっているからだ。

来年4月には北信越ベースボールチャレンジリーグ(略称・北信越BCリーグ)が開幕する。このリーグも数年は苦しい経営となる事は覚悟していかなければならないだろうけれど、粘り強く運営して欲しい。
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by wataridori21 | 2006-11-24 19:36

四国リーグ観戦その2(回想)

四国アイランドリーグ(略称・四国IL)とは、アマ時代にプロ入りできなかった選手を入団テストを経て受け入れ、元プロ野球選手の指導により育成し、将来プロ入りさせるために設立されたリーグだ。
試合経験を積める上、練習だけでなく、教室でプロの投手の配球の組み立て方とか状況に応じた守備体系の意味合いなどをコーチが指導したりする。学業や仕事を掛け持ちする事無く、野球のみに集中できる環境である事から、高校・大学を中退して入団した経歴の選手も何人かいる。

しかし選手の給料は安く、2005年は月12万円、06年は月6万円ととても安くて、それだけではとても生活していけない(野球用具も自己負担)。その為選手達は、試合や練習の合間にアルバイトで足りない分を補っているという。

そして、なによりも重要なのは、独立リーグは地元の援助なしには成り立たない事だ。地元の企業や自治体・個人事業者などによる、沢山の援助が行われている。
この日の試合開始前には個人農家から収穫したばかりのイチゴが寄付された。中には米1俵を提供した農家もあったという。前述のアルバイトも地元の人達が仕事を紹介している。
その為、地元のイベント・お祭りには選手達が積極的に参加して少しでも「愛されるチーム」として受け入れられる努力をしている。

独立リーグの運営とは地域と表裏一体なのだ。

球場前ではグッズや選手名鑑が販売していたが、売っているのは選手とボランティア。グラウンド整備も選手が行なっている。
普段プロ野球の試合ばかり観戦している者としては、文字通り「手作り」のチーム運営の感覚は新鮮だ。この感覚にハマるともう抜け出せそうにない。スタンドを見渡すと、応援団以外で何人かそんな感じを受ける人達が見られる。

面白いリーグだ。

「理念」だけではプロスポーツは成り立たないものだが、このように形として実際に触れると、何としても応援したくなるのが人情というもの。これから間違いなく訪れる数々の試練を乗り越えて、何とかこのリーグを存続させて欲しい、と心から願った。
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by wataridori21 | 2006-11-24 01:03

四国リーグ観戦(回想)

5/5四国アイランドリーグ(略称・四国IL)・高知ファイティングドッグス(略称・高知FD)対香川オリーブガイナーズ(香川OG)の試合を観戦した。

試合前に高知FDの選手が観客に対し、マイク越しに挨拶。
「昨日は僕のエラーで負けてしまい、すいませんでした。今日は勝ちますんで応援よろしくお願いします」その後「君が代」を斉唱した(罰ゲーム?)
そして試合開始。

球場外では屋台があり、各種食事が出来たし、球団・選手のグッズ、選手名鑑が売られていた。球場に入ると、フィールドでは両チームの選手達が練習をしていて、傍で球団のマスコットがファンに向って手を振っている。
今回、独立リーグの試合自体初めてなのだが、1塁側・3塁側のスタンドでは応援団が組織されていて、各選手ごとに応援歌が熱唱していたり、7回にはジェット風船が飛ばされたりと、ボールパークの雰囲気が感じられた。
高知FDの先発は相原雅也。選手名鑑によると、中央学院大の軟式野球部出身との事。スピードガンが無いので球速は分からないが、なかなか球が速い。結構レベルの高い投手のようだ。

対する香川OGは投手力を売り物にしたチームと名鑑には書かれている。何気なく打席を見たらシアトルマリナーズ・イチロー選手張りのクラシックスタイルでバットを構える井吉信也選手。彼は香川OGの主将との事だ。試合は1点を争う投手戦のまま進行していった。

僕自身、最後まで観たかったが、終電の時間調整もあり7回途中で球場を後にしたが、試合は高知FDの勝利で終わったという。
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by wataridori21 | 2006-11-24 00:06

四国アイランドリーグその2

e0097997_23215614.jpg実は前に四国アイランドリーグ(略称・四国IL)の話題を書いたことがある。その時の書き込みはこのブログを1度閉鎖した際に消去した。
この際だから、思い出せる限り、当時の事を書き直してみようと思う。

あの時は四国への観光旅行のついでに観戦してきたのだが、本当に楽しいひとときだった。
独立リーグの楽しさを満喫できたのは今でもいい思い出だ。

※写真は試合が行われた高知市東部野球場。5/5撮影
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by wataridori21 | 2006-11-23 23:24

四国アイランドリーグ

11/21に行われた日本プロ野球ドラフト会議で四国アイランドリーグ(略称・四国IL)の深沢和帆投手(香川オリーブガイナーズ)が読売ジャイアンツに、角中勝也外野手(高知ファイティングドッグス)が千葉ロッテマリーンズに指名された。

四国ILについて簡単に説明しよう。
このリーグは2005年に設立された日本版・独立リーグで、社会人野球やクラブチームとは違い、設立当初から選手をプロ野球チームに送り出す事を目標につくられた。


球団は四国4県に1球団ずつで、計4球団(高知ファイティングドックス、香川オリーブガイナーズ、徳島インディゴソックス、愛媛マンダリンパイレーツ)。1シーズンの試合数は各チーム90試合で、06年から45試合ずつ前期・後期に分けて開催。
リーグ開幕1年目を終え、臨んだ05年暮れの日本プロ野球ドラフト会議では残念ながら1人も指名されなかったが、2次ドラフト(育成選手ドラフト)で愛媛マンダリンパイレーツの西山道隆・中谷翼両選手が指名された。
そして06年、西山道隆投手が福岡ソフトバンクホークスで出場選手登録され、5月に念願の1軍登板を果たした。好成績とはならなかったが、彼の実力はプロで十分通用するレベルである事が認められた画期的な出来事となった。

そして今回のドラフトで2人が指名された。
本当に素晴らしい。

四国ILは今年2年目を終えたが、1年目の05年は約3億の赤字、選手の人件費を約半額に抑えて臨んだ2年目は約1億5000万の赤字が予想されている。まだまだ前途多難ではあるが、今回の結果は同リーグ運営スタッフにとって勇気づけられるものとなっただろう。
そして来年4月からは北信越ベースボールチャレンジリーグ(略称・北信越BCリーグ)が開幕する。独立リーグの運営は困難ばかりだろうけれど、頑張って欲しい。
もちろん僕は来年も四国へも北信越へも観戦に行くつもりだし、このブログでも頻繁にUPしていく予定だ。
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by wataridori21 | 2006-11-23 21:19

小笠原道大選手のFA移籍

ハァ…



巨人へ移籍ですか…





いいんですね?


本当に!

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by wataridori21 | 2006-11-22 21:54

大学・社会人ドラフト

本日、「大学・社会人ドラフト」が行われた。

このドラフトは、この前の「高校生ドラフト」とは違い、希望入団枠制度があるので、開催前から特別意外性のある場面は少ない。
有望選手が次々と指名されていく。宮本 賢(日本ハム)、大隣憲司(ソフトバンク)、岸 孝之(西武)小松 聖(オリックス)…

パリーグチームから希望入団枠で指名された選手は全員投手。どのチームも「まずは投手」ということか…

12球団を見渡して、目に付いたのは読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズ。両チームとも投手を4人獲得した模様、その上、いずれも「四国アイランドリーグ」から1人指名した事だ。僕自身、このリーグは今年5月に生観戦したりと、前からずっと注目していたのでとても嬉しい。彼らには頑張って欲しいね。

楽天イーグルスを見てみよう。

以外にも投手は、ドラフト1位で東洋大の永井怜投手を指名しただけ。投手・捕手・内外野とバランス良くという事なんだろうけれど、大丈夫かな?無償トレードやトライアウト組で戦力の底上げをするのは、かなり無理がありそうだけど…

ちなみに僕がこのドラフト指名選手で1番期待しているのは、西武ライオンズに3位指名された山本淳投手と阪神タイガースに5位指名された大城祐二内野手。2人とも長野県の社会人チーム・TDK千曲川の選手との事。地元のノンプロチームから2人も指名されるとは嬉しい限り、なにせ長野県からプロ入りする選手自体あまりいないから…今から楽しみ♪
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by wataridori21 | 2006-11-21 20:39