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高橋大輔選手(フィギュアスケート選手)その3

11月29日より、宮城県仙台市の仙台市体育館にて「2007NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」が開催される。

この大会で一番の注目は、女子シングルでは安藤美姫選手(外国勢ではカロリナ・コストナー選手、サラ・マイアー選手あたり)、そして男子シングルでは何と言っても(個人的にトマシュ・ベルネル選手も捨てがたいが…笑)、高橋大輔選手。

高橋選手は、先日のスケートアメリカで見事に優勝を飾っている。彼の持ち味は何と言ってもステップ。
ストレートラインステップでのリズミカルな演技は、アウェーであるはずの会場では沢山の歓声、すっかりアメリカ人のフィギュアスケートファンを虜にしてしまったようだった。僕自身も思わず見入ってしまった、本当に鮮やかで高度なテクニックを駆使していたからだ。

彼は本当に王者としての自信を身につけたようだ。

演技の一つ一つに、「俺はこんな演技も出来るんだぜ、じっくり観てなよ!驚くなよ!腰抜かすなよ!」と主張しているかのように、観る者を圧倒する迫力があった。

そしてニコライ・モロゾフコーチの振り付けも素晴らしい。競技会のプログラムだからもちろん高度な技術を駆使しているのだが、それでいて、プログラムの節々に、彼の「遊び心」を感じる。

モロゾフコーチは、このプログラムを通して「フィギュアスケートの基本はあくまでエンターテイメントだ」と、繰り返し僕に教えてくれる。だから、演技を観ながら僕はアイスショーを観ているような楽しさを感じた。そして彼が何故、名コーチとして称えられているのか、何となく分かる気がした。

ショート・フリーともに、本当に楽しいプログラムだった。

よほどの事でもないかぎり高橋選手の優勝は動かないだろう。ともかく仙台の地で、あの優雅で、リズミカルで、美しい演技が再び観られる事を、今から楽しみに待ちたい。
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by wataridori21 | 2007-11-24 00:43

フィギュアスケート JAPAN OPEN 2007 その3

続いて女子選手を見てみる。

先日の欧州選手権・銅メダリストのキーラ・コルピ選手(スイス)、曲は「ファンタジア」。
残念ながらコンビネーションジャンプを立て続けに失敗してしまったが、スパイラルシークエンス、コンビネーションスピンはとても綺麗、そして後半のコンビネーションジャンプは成功、3ループ-2トゥループ-ループ、3サルコウ-2トゥループは良かった、これからが楽しみな選手。

トリノ五輪5位のジョアニー・ロシェット選手(カナダ)、曲は「ドン・ファン」。
最初のコンビネーションジャンプ、3フリップ-2トゥループ-2ループはとても綺麗、その後はジャンプでの失敗があり残念なところもあったが、彼女の演技は全体的にしなやかでありながらもパワフルでスピード感がある。トリノ以来はグランプリシリーズで地元で開催のスケートカナダでの優勝を除き不本意な成績が続いている。来シーズンは頑張って欲しいね。

先日の世界選手権・銀メダリストの浅田真央選手(日本)、曲は「チャルダッシュ」。
もうすっかりお馴染みの、ステップからの3アクセルを見事に決め、連続するコンビネーションジャンプ、リズミカルなストレートラインステップ、スピード感のあるコンビネーションスピン、スパイラルシークエンス、後半には疲れから来ていると思われるミスが幾つかあり、精彩を欠いた事は確かだったが、やはりハイレベルな演技である事は間違いない。
しかし観る度に、彼女は背丈が伸びているように見える。これについては彼女自身、調整が大変なんだろうな…

先日の欧州選手権・銀メダリストのサラ・マイアー選手(スイス)、曲はメドレー「プライドと偏見」「菊次郎の夏」。
連続するコンビネーションジャンプ、綺麗に決まるコンビネーションスピン。彼女については、長身から繰り出すスピード感と優雅さのあるコンビネーションスピンが良い。失敗は幾つかあり本人も不本意な表情ではあったが、やはり欧州勢の実力者としての演技を見せてくれた。

去年の世界選手権・金メダリストのキミー・マイズナー選手(アメリカ)、曲は「ガリシア(Galicia)」。
前半からミスの連続が続き、なかなか良いところが出てこない。ジャンプ・スピン・スパイラルといい、う~ん、良いところを書きたいんだけどね…、と言うより今シーズンはなかなか思うような成績が残せていない。去年のような自信に満ちた演技が復活する事を期待したい。

先日の世界選手権・金メダリストの安藤美姫選手(日本)、曲は「バイオリン協奏曲第1楽章/メンデルスゾーン」。
4回転サルコウは今回も封印したが、コンビネーションジャンプ、コンビネーションスピン、スパイラルシークエンス、ストレートラインステップ。1度のジャンプ転倒を除けば完璧な演技、まさに女王としての貫禄をみせてくれた。世界選手権・金メダルの実績が自信を持たせているのだろう、本当に素晴らしい演技だったね。

まあ、演技が全て終了した時点でどこが優勝なのかは、点数を見なくても分かる。
ジャパンオープン2007は日本の2連覇となった。

これでフィギュアスケートの今シーズンは全て終了。
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
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by wataridori21 | 2007-05-03 19:48

フィギュアスケート JAPAN OPEN 2007 その2

ではまずは男子の演技から見てみる。

ソルトレイク五輪・金メダリストのアレクセイ・ヤグディン氏(ロシア)、曲は「グラディエーター」。
かつて男子フィギュアスケート界の王者だったのだが、難病により早期の引退を余儀なくされた。プロ転向からかなりの年月が経ち、全盛期の演技とまではいかなかったが、コンビネーションジャンプやストレートラインステップシークエンスの鮮やかさはさすがだった。演技終了後に観客席では涙ぐむ女性も映っていた、かつての姿を知る熱烈なファンらしい。まあ、テーマ曲からしても気持ちは分かる。

去年のNHK杯で3位だった小塚崇彦選手(日本)、曲は「ピアノ協奏曲/ショパン」。
コンビネーションジャンプやステップワークは素晴らしい(1度のジャンプ転倒はあったが)。来年の世界選手権では日本男子勢は3人まで出場枠があるだけに、中庭健介・南里康晴両選手を相手にどこまで健闘出来るのか、いまから楽しみにしている。

1996年世界選手権・金メダリストのトッド・エルドリッチ氏(アメリカ)、曲は「カジノロワイアル」。
多彩なコンビネーションジャンプは圧巻で、とても35歳のベテランとは思えない、素晴らしい演技だった。解説の佐藤有香氏は「エルドリッチ選手は、私、猫みたいだと思うんです。(ジャンプした際)どんなに斜めになっていても(綺麗に)降りるんです。これは素晴らしい、反射神経というかバランスが良いというか、何とも言えない才能です」と語った。

トリノ五輪・銅メダリストのジェフリー・バトル選手(カナダ)、曲は「アララトの聖母」。
さすがに世界選手権からまだ1ヶ月と言う事もあり、スピード感のある演技、そしてコンビネーションジャンプの精度はお見事、イナバウアーから3サルコウでは観客から歓声があがった。テーマ自体が途中から変化していく曲であり、ジャンプからスピン、連続するステップ、へのリズミカルな変化は楽しい。解説の佐藤有香氏は「こういった、流れに変化をつけながら滑っていく、こういったあたりは持ち味ですよね」

去年のグランプリファイナル3位の織田信成選手(日本)、曲は「ミッション・インポッシブル」。
やはりジャンプの鮮やかさは素晴らしく、3アクセル-3トゥループ-3ループの大技を見せるなど(この選手は、とにかく体の柔軟性が群を抜いている)高頻度の演技を見せてくれた。先日の世界選手権では、本人としては不本意な成績だったかもしれないが、シニアデビューからまだそれ程経過しておらず、これから大舞台で場数を踏めば必ず高橋大輔選手と肩を並べる事が出来る筈だ。

先日の世界選手権・金メダリストのブライアン・ジュベール選手(フランス)、曲は「ナッシング・エルス・マター」。
いきなりの4トゥループ、そこからサーキュラーステップ、コンビネーションジャンプ、コンビネーションスピン、1度のジャンプ失敗があるなど、世界各国でのエキシビションツアーの疲れがあったようで精彩を欠いていたように見えた。しかしストレートラインステップは見事だったね。この選手はこれから追われる立場になるだけに、今後に期待したい。
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by wataridori21 | 2007-05-03 18:39

フィギュアスケート JAPAN OPEN 2007 その1

さて、すっかり遅くなってしまったが、先日(4/29)埼玉県さいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」にて開催された「ジャパンオープン2007」について書く。

ジャパンオープンとは、株式会社テレビ東京が主催するフィギュアスケート3地域対抗戦の事で、去年(2006年)から日本で開催されている。
出場チームは日本、北米、欧州の3チームで争われる。チーム構成は男女シングル2人ずつ合計4人(アマ・プロともに参加資格がある)、各選手がフリー演技を行い、4人全員の合計得点で優勝チームを決める。ちなみに前回大会での日本チームの参加選手は安藤美姫選手、浅田真央選手、高橋大輔選手、本田武史プロの4人。

本来フィギュアスケートは、シングル・ペア・アイスダンスともに個人競技であるが、この大会はその常識を覆す「非常に実験的な大会」と言ってよく、今の時点では、大会の意義がどの程度なのかは数年先まで判断しにくい。
そして開催時期が「本来、アマ選手達のオフシーズンである事」からしても、大会全体がエキシビション的な印象もあり、今後議論を呼ぶかも知れない(もちろん主催するテレビ東京や公認しているISU(国際スケート連盟)が、この大会を国際大会として、位を高くする意志がどれ程なのかにもよるが)。
ともあれ、このような規模の大きな大会が、日本主導で開催されている事は素晴らしい。

今回の大会の参加選手は次の通り、

日本チーム
女子→安藤美姫選手、浅田真央選手、
男子→織田信成選手、小塚崇彦選手

北米チーム
女子→ジョアニー・ロシェット選手、キミー・マイズナー選手、
男子→トッド・エルドリッチ(プロ)、ジェフリー・バトル選手

欧州チーム
女子→サラ・マイヤー選手、キーラ・コルピ選手、
男子→アレクセイ・ヤグディン(プロ)、ブライアン・ジュベール選手

次にUPする記事で、競技の模様を詳しく書いていく。
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by wataridori21 | 2007-05-03 11:06

NAGANO MEMORIAL ON ICE 2007

昨日、信越放送(長野県のローカル局)で、先日長野市・ビッグハットにて開催された世界フィギュアスケート・エキシビション・ツアーが放送された。

今回のエキシビションは先日の世界選手権の直後だけに会場は満員、そりゃ日本人があれだけ活躍したら…ねえ(笑)

さて、1番手は織田信成選手(日本)、曲はお馴染み「Fly Me to the Moon」。
ダンディズムが全面に出て、観る側もわくわくさせてくれる。終了後のインタビューでは「凄く楽しく滑れました。長野はNHK杯とかショーで何回も来ていまして、自分で納得する演技が出来る土地なので本当に好きです。長野、最高!」。織田君、有難う(笑)

続いて中野友加里選手(日本)、曲は「クロディーヌ」。
あらためて彼女の演技を観てみると、何ていうか、他の選手とは違った独特の気品を感じる。2人といない気品さを感じさせてくれる、本当に素晴らしいスケーターだ。

四大陸選手権8位の中庭健介選手(日本)、曲は「サラバンド(サラ・ブライトマンさんのバージョン)」。
年齢が25歳と上の世代ではあるが、この人は大人の演技者だと思う。スピン・ステップ・ジャンプ(まだ未完成ながら四回転ジャンプも持っている)、演技力・表現力ともに安定した力を持った選手だ。
実は僕自身、サラ・ブライトマンさんの歌は好きで、それに旨くシンクロしてくれる中庭選手には心から拍手を送りたい。来年の世界選手権は男子が3枠となるので大きなチャンスとなるかも知れない、頑張って欲しいね。

キム・ヨナ選手(韓国)、曲は「リフレクション」。
技術もさることながら、彼女の良いところは演技力・表現力にあると思う。曲とのユニゾンが凄くいい、っていうか、とても16歳に見えないのだ。韓国の国民性がそうさせているのかどうか分からないけれど、どのような競技人生を送ると、このような選手に成長できるのだろうか。とても不思議な存在で、とても興味深い選手。

アイスダンスの渡辺心/木戸章之組(日本)、曲はメドレー(イン・ザ・ムード→ブルー・ムーン→トゥッティ・フルッティ→)。
13年に渡る名コンビも遂に引退を迎えた、おそらく僕が映像で2人の演技を見るのはこれが最後になるだろう。本当に長い間お疲れ様でした。

ステファン・ランビエール選手(スイス)、曲は「フラメンコ」。
リズミカルなダイナミックなサーキュラーステップシークエンス、スピンシークエンス(フライングキャメル-シット-レイバック、ステップを挟んでシット-レイバック-シット-スクラッチ)はまさに王者、衣装もいいし、演技全体も、なかなか良い振り付けだと思う、鮮やかだね。

四大陸選手権4位入賞の澤田亜紀選手(日本)、曲は「大蛇(おろち)作曲・喜多郎」。
お馴染みの傘を振りかざしながらのスピン・ステップ、後半のサーキュラーステップも綺麗(その後の3回転ジャンプで転倒してしまったが)。去年のホームリンク閉鎖は辛い事だったに違いないが、そこからのレベルアップは素晴らしい。とにかく彼女はあの明るさ・元気さがいい。来季も頑張って欲しいね。

高橋大輔選手(日本)、曲は「Tango de Roxsne(映画ムーラン・ルージュより)」。
非常に完成度の高い演技が出来る、まさに日本のエース。サーキュラーステップの鮮やかさは右に出る者なし。しっとりしたものも野生的なものも美しく演技できるのは強みだね。演技終了後、インタビュアーに去年と変わった所は?と聞かれると「やっぱり『人に負けたくない』とか『絶対に優勝する』とか、そういう気持ちが強くなった所ですね。世界選手権2番という事で、次は優勝目指したいですね」と答えた。

浅田真央選手(日本)、曲は「カルメン幻想曲/ハバネラ」。
お馴染みの妖艶な衣装から繰り出されるハイレベルな演技、特にスパイラルシークエンス、片手ビールマンは本当に綺麗、技術は本当に素晴らしい。この選手はこれからどんな進化をしていくだろう?ライバルのキム・ヨナ選手に対抗していく為には、やはり演技力・表現力がこれから強く求められてくると思う。とはいえこれは選手自身の人生経験が積み重なって成長していくものだろうから、長い時間が掛かるだろう。3年後のバンクーバー五輪が今から楽しみだ。
終了後に「長野はNHK杯の時は(観客が)沢山花束を投げてくれて嬉しかったです。(今年を振り返って)初めは良くなくて波がある試合が多かったんですけど、世界選手権で2位になれて自分にとって凄い自信になりました。(来季については)1つ1つの試合をノーミスで出来るように頑張ります」とコメントした。
NHK杯での花束投げ込みは覚えている。花束が投げ込まれた光景は正直怖かった、

まるで機関銃の乱射みたいで(笑)

ここから金メダリストの登場。

アルビナ・デンコワ/マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)、曲は「You Are Beautiful/ジェームス・ブランド」。
暗い場内でスポットライトに照らされた2人によるコンビネーションスピン、リフト、ミッドラインステップ。先日の東京で、荒川静香氏は「男性のリードが、本当に素晴らしい」と話していた。ダンスは男性側のリードは欠かせない要素である。その点、スタビスキー選手は本当に素晴らしい、それだけに引退は本当に残念…

ブライアン・ジュベール選手(フランス)、曲は「エアロ・ダイナミック」。
3回転でバランスを崩したがその後のサーキュラーステップは圧巻の鮮やかさだった。とにかくエッジさばきが素晴らしい、リズムに乗ってのステップ、3アクセル、お約束のアンコールで再登場、「リープ・ミー・アローン」に乗って、何と四回転ジャンプを決め、またも鮮やかなサーキュラーステップ、片手をかざしてフィニッシュ。黄色い声援が鳴り響く。

シュエ・シェン/ホンボー・ツァオ組(中国)、曲は「カルーソー/イル・ディーヴォ」。
既に引退と結婚が決まっている2人だが、多彩なコンビネーションで魅せるリフトの数々といい、2スロージャンプ、2ツイストリフト、デススパイラル、ワンハンドでの回転リフトでフィニッシュ。アンコールにこたえて再登場、「タイスの瞑想曲」に乗って好演、サイドバイサイドでのイーグル、力強いデススパイラル、そして大技・スロー3アクセル!、ワンハンドの回転リフトで「今度こそ」フィニッシュ。しかし、鮮やかだねえ…
ちなみに引退は撤回し、当面はプロとしてアイスショーに出場し、2008年から再び競技選手として活躍する予定だという。

そしてトリはこの人、安藤美姫選手(日本)。曲は「I believe/絢香(英語バージョン)」。
とにかく衣装が素晴らしい、宝石を散りばめた黒色のドレス、そして大人の演技。コンビネーションジャンプ(3トゥループ-2ループ)から続くステップ、スピン、ジャンプ、スパイラル、とても気持ち良さそうな表情で舞う姿は本当に美しい。そしてアンコールで再登場、曲は「三日月/絢香」。笑顔が本当にいいね、女王の舞いを魅せてくれた。終了後に「私にとって『I believe』という曲は本当に大切な曲なので、その曲で滑らせて頂いて本当に嬉しかったです。(優勝について)まだ実感がないので、『おめでとう』といわれると、本当に嬉しいです。(これからについて)自分のペースでもっともっと成長していけるように頑張っていきたいと思います」

最後に選手全員によるフィナーレ。振り付けは、先日のフジテレビで放送された世界選手権・アイスダンスの解説を務めた宮本賢治氏が勤めたという。

楽しいエキシビションだった。しかしSBCさん、特番を組んでくれて嬉しいのですが…、

カン様の演技はカットですか?(涙)

南里選手の演技も観たかった。彼も一応、全日本選手権3位の選手なんだけどね…(汗)
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by wataridori21 | 2007-04-01 16:19

フィギュアスケート世界選手権・エキシビション

昨日のエキシビションを最後にISU世界フィギュアスケート選手権大会2007が閉幕した。

エキシビションでは、選手達の楽しいパフォーマンスが目白押し。

男子シングル7位の織田信成選手、パジャマ姿でクルクル回る回る、パフォーマーとしての真骨頂を垣間見せてくれた。実はこの日は織田選手の誕生日。

ペア競技5位のダン・ジャン/ハオ・ジャン組は「バタフライ・ラヴァーズ」のテーマに乗っての演技だったが、ハオ選手に持ち上げられたダン選手が羽を広げて舞う姿!美しいよね…

女子シングル5位の中野友加里選手、「クロディーヌ」のテーマをバックに美しく舞う。彼女の見せてくれた多彩なスピンの美しさは出場選手の中でも1番だった。去年のNHK杯は生でエキシビションを見させて頂いたが、暗い場内でスポットライトに当たった彼女の舞いは、大和撫子の良さを存分に魅せてくれる。

男子シングル4位のトマシュ・ベルネル選手。「ピンクパンサー」の曲に乗り、ダンディズムを全面に出す演技かと思いきや、いきなり日の丸のハチマキ(逆だけど、笑)を締める茶目っ気たっぷりに好演してくれた。ベルネル、最高だよ!(笑)

男子シングル3位のステファン・ランビエール選手。衣装はCMでお馴染みのゼブラ色。王者の高速スピン、壁際まで近づくと観客から黄色い声援が鳴り響く、やっぱり格好良いよね。

女子シングル3位のキム・ヨナ選手。この選手はスケーティングが本当に綺麗、曲とのシンクロもいい、本当に気持ちが演技にはっきり出る感じ。故障しているはずだが、3回転ジャンプにハラハラ、無理しないでいいから…(汗)
バックの「リフレクション」って曲いいね、CD欲しいな。

男子シングル2位の高橋大輔選手、「ロクサーヌ」の曲に乗ってのダイナミックな演技。野生的でいかにも男っぽい演技は、いかにも彼らしい。CM出演も果たしたし、これから彼の周りは騒々しくなるんだろうな、そこだけが正直心配なんだけど…

女子2位の浅田真央選手。「カルメン幻想曲」をバックに舞う姿は、オルゴールの人形を思わせる(変な意味じゃなくてね)。本当に可愛らしい滑り♪真央ちゃん、

エアロと組む日は来るのでしょうか?(笑)

…そういや、「ニューイヤー」で競演はしてたかな?

ペア競技で優勝したシュエ・シェン選手、ホンボー・ツァオ選手、この程、結婚することになったらしい。3/21に金メダル獲得が決まった際に、ツァオ選手がリンク上に跪いてシェン選手にプロポーズしたそうで…これは本当に驚いた。まあ、粋だよね。ちなみにこの世界選手権を最後に引退するとの事。本当におめでとうございます、そしてお疲れ様でした。

アイスダンスで金メダルを獲得したアルビナ・デンコワ、マキシム・スタビスキー両選手も引退することとなった。今回のエキシビションでは平井堅さんの歌に乗っての好演。この2人の演技はダイナミックで華やか、とくにスタビスキー選手が格好良いので好きだった。それだけに残念だけど、おそらくプロで活躍するだろうから、新横浜あたりでもう一度華やかに踊って欲しいな。

女子シングル金メダリストの安藤美姫選手。去年のグランプリシリーズでは遠い異国の地・アメリカやフランスでも流れていたが、力強く透き通るような歌声の絢香さんの歌をバックに、本当に気持ち良さそうに舞っていた。特に今回は絢香さん本人が会場で歌って見せた事は素晴らしい、エキシビションにもストーリーがあるのはいいよね。終了後に2人抱きしめ合う姿も印象的だった。

これで世界選手権は終了した。選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。

さて、僕のフィギュアスケート関連の記事もこれで1段落する事となる。
この1週間あまり、僕なりにフィギュアスケート観戦の面白さを書いてみた。とはいえ、なかなかフィギュアの演技を書くのは難しい。ステップ・スピン・ジャンプの種類は書けても、演技力や表現力については活字にするのは本当に難しくて、どうしても旨くいかなかった。来季はもう少し文章力を向上できたらいいな、と思っている。

来シーズンが本当に楽しみだね♪
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by wataridori21 | 2007-03-26 20:15

安藤美姫選手(フィギュアスケート選手)その2

ISU世界フィギュアスケート選手権大会2007・女子フリースケーティング(FS)で見事1位となったのは安藤美姫選手(日本)。

「また安藤かと言う声もある。そういうふうに思っている人たちの考えを変えたかった」(信濃毎日新聞3/25から抜粋)

前日のSP2位の好位置から今回のFSとなった。しかし既にライバル浅田真央選手が高得点で追い上げ暫定1位となっている。大きなプレッシャーの中での最終滑走となった。曲は「バイオリン協奏曲第1楽章/メンデルスゾーン作曲」。
最初からコンビネーションジャンプ(3ルッツ-3ループ)、3サルコウ、3フリップ、フライングシットスピン-レイバックスピン、優雅に魅せるスパイラルシークエンス、3ルッツ。
鮮やかなコンビネーションジャンプ(3トゥループ-2ループ-2ループ)、3フリップ-2ループ、2アクセル、スピード感溢れるコンビネーションスピン(キャメル-シット-レイバック-Y字、「ここで短くミキティ・スマイル!」)
美しいストレートラインステップシークエンス、華麗なスピンシークエンス(キャメル-シット-レイバック-シット-レイバック-Y字、ステップを挟んで、キャメル-レイバック-片手ビールマン)、最後に両手を広げてフィニッシュ。

観客は総立ちで祝福、花束が投げ込まれる、安藤選手は晴れやかな笑顔で挨拶。
荒川静香氏は「もう、最終滑走という、他の滑走順にはない緊張感の中で、よくここまで滑りきりましたね。もう、終わる前に涙が出てきました」

そして得点は、安藤美姫選手→195.09、浅田真央選手→194.45
何と、僅か0.64差での僅差で優勝、見事に金メダルを獲得した(これは2004年の世界選手権で荒川静香選手(当時)が優勝して以来)

決まった瞬間に、安藤選手はしゃくり上げながらモロゾフコーチと抱き合う。見事な優勝だった。

3/25付の信濃毎日新聞で、本田武史氏は「安藤選手は最終滑走のプレッシャーの掛かる場面でほぼノーミスと奮闘した。うまくまとめたという印象。メダルを確実に取りにいく演技だった。(中略)トリノで挫折を味わい、安藤選手は精神的にも強くなった。今大会中に話をした時も、本当に普段通りの感じで驚いた。そういう内面的なものも演技に出る」

「わたしのゴールはここではない。バンクーバー(五輪)まで死に物狂いでやる」(信濃毎日新聞3/25から抜粋)

遂に「進化」したのかも知れない。
まさに完全復活だね。
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by wataridori21 | 2007-03-25 13:31

浅田真央選手(フィギュアスケート選手)その2

ISU世界フィギュアスケート選手権大会2007・女子フリースケーティング(FS)で見事2位となったのは浅田真央選手(日本)。

前日のショートプログラム(SP)では5位と出遅れてしまったが、今回のFSでの演技は圧巻だった。曲は「チャルダッシュ/モンティ作曲」
いきなり見せ場となるステップからの3アクセルが成功、2アクセル-3トゥループ(ここで失敗)、3フリップ-3ループ。
両足を180度開き、両太腿に手を置き肩を可愛らしく上下に揺らす、観客の手拍子に乗って華麗なストレートラインステップシークエンス、流れるようなコンビネーションジャンプ(レイバック-ドーナツ-ビールマン-キャメル)、2アクセル、3ルッツ、美しい形のスパイラルシークエンス、3フリップ、コンビネーションスピン(キャメル-ドーナツ-Y字)、コンビネーションジャンプ(3ルッツ-2ループ-2ループ、ここでガッツポーズ)、そこからスピード感のあるスピンシークエンス(レイバック-ビールマンスピンからステップを挟み、フライングシットスピン)でフィニッシュ、最後は両手を突き出す、まさに最高の演技だった。

場内は総立ち、スタンディングオベーション、浅田選手は目を潤ませながら観客に挨拶。
キス&クライではラファエル・アルトゥニアンコーチと抱き合って嬉し泣き、この時点で1位となった(その後、安藤美姫選手が1位となった為、最終順位は2位)

3月25日付の信濃毎日新聞スポーツ欄では伊藤みどり氏が浅田選手の3アクセルについて、
「私は長い滞空時間を利用して飛んだが、真央は飛び上がりながら回転する感じ、回転速度が速い」と説明している。

もしかしたら将来「4回転アクセル」なんてやりかねないかも…本当に恐ろしいまでの実力者に成長してきている。

来シーズン以降の活躍が本当に楽しみだね。
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by wataridori21 | 2007-03-25 12:41

フィギュアスケート世界選手権・女子シングル(フリースケーティング)

東京体育館で開催されているISU世界フィギュアスケート選手権大会2007は5日目。大会最後の競技種目となった女子フリースケーティング(FS)が行われた。

女子FSの要素は「7つのジャンプ(1つはアクセルジャンプ、コンビネーションの場合は1つとして計算する)」、「スピンは3種類4つまで」、「ステップシークエンス」、「スパイラルシークエンス」の14個

では1人1人演技を見てみる。
まずはSP7位の中野友加里選手(日本)、曲は「シンデレラ/セルゲネイ・プロコフィエフ作曲」。
最初の3アクセルで転倒、コンビネーションジャンプ(3ルッツ-2トゥループ)、コンビネーションスピン(キャメル-レイバック-ビールマン)、ステップから3フリップ、3サルコウ、フライングキャメルスピン-ドーナツスピン、3フリップ-2トゥループ、フライングシットスピンではバランスを崩したが、イーグルからコンビネーションジャンプ(3サルコウ-2トゥループ-2ループ)、そして彼女の真骨頂と言っていい見応えのあるコンビネーションスピン(キャメル-シット-レイバック-キャメル-シット-ビールマン-アップライト)、サーキュラーステップ、スパイラルシークエンス、2アクセルでフィニッシュ。

SP3位のカロリーナ・コストナー選手(イタリア)、曲は「SAYURI/ジョン・ウィリアムス作曲」。
2連続のコンビネーションとなる筈だったが3フリップが転倒、2つ目も2ルッツ止まり、3ループ、フライングシットスピン-ビールマン、3フリップは失敗、3ループ、フライングシットスピン、スパイラルシークエンス、3サルコウ、2アクセル、サーキュラーステップ、連続スピンでフィニッシュ。

SP6位のエミリー・ヒューズ選手(アメリカ)、曲は「シルヴィア」。
綺麗な2アクセル、しかしコンビネーションジャンプが3フリップで転倒、コンビネーションジャンプ(3ルッツ-2トゥループ-2ループ)、サーキュラーステップ、フライングシットスピン、レイバック-ビールマン、3トゥループ-2トゥループ、3フリップ-2トゥループ、美しいスパイラルシークエンス、連続スピンから3ルッツ、3サルコウ、コンビネーションスピン(キャメル-シット-キャメル-Y字)でフィニッシュ。

SP1位のキム・ヨナ選手(韓国)、曲は「あげひばり」。
とても高く飛ぶコンビネーションジャンプ(3フリップ-3トゥループ)、イナバウアーから2アクセル-3トゥループ、美しいレイバック-ビールマンスピン、2アクセル、キャメル-ドーナツスピン、優美でテクニカルなストレートラインステップ、3トゥループで転倒、フライングレイバックスピン、3ルッツで転倒(このあたりで腰を痛めたように見えた)、3サルコウ-2トゥループ、スパイラルシークエンス、2アクセル、コンビネーションスピン(キャメル-シット-レイバック-Y字)でフィニッシュ。

SP5位の浅田真央選手(日本)は後程UPする。

SP4位のキミー・マイズナー選手(アメリカ)、曲は「ガリシア・フラメンコ」。
3ルッツで転倒、2アクセル、3フリップ-3トゥループ、リズミカルなストレートラインステップ、コンビネーションスピン(キャメル-レイバック-キャメル-Y字)、サーキュラーステップ、3サルコウ、優雅に滑るスパイラルシークエンス、3ループ、スピンシークエンス、3ルッツ、コンビネーションジャンプ(3アクセル-2トゥループ-2ループ)、コンビネーションスピン(キャメル-レイバック-シット-)でフィニッシュ。

SP2位の安藤美姫選手(日本)は後程UPする。

フリー演技を経ての最終順位は次の通り、
1位→安藤美姫選手(日本)、2位→浅田真央選手(日本)、3位→キム・ヨナ選手(韓国)、4位→キミー・マイズナー選手(アメリカ)、5位→中野友加里選手(日本)、6位→カロリーナ・コストナー選手(イタリア)、7位サラ・マイアー選手(スイス)

何と言っても多彩なスピン、スパイラル、ステップシークエンスの数々に魅了された、素晴らしい演技だったね。

※キム・ヨナ選手に関しては、英語表記が「Yu-Na Kim」となっている為「キム・ユナ」「ユナ・キム」とも読めるが、彼女の母国・韓国では「キム・ヨナ」の発音で呼ばれているのでシーズン通してこの呼び名で通す事とした。テレビでも一時期「キム・ユナ」と表記された事もあったが、おそらく母国での呼び名を考慮して戻したと思われる。
まあ、どっちの呼び名でもいいんだとは思うんだけどね…(笑)
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by wataridori21 | 2007-03-25 11:43

フィギュアスケート世界選手権・アイスダンス(フリーダンス)

東京体育館で開催されているISU世界フィギュアスケート選手権大会2007。3/22に行われたアイスダンス・フリーダンスについて書く。

アイスダンス・フリーダンスの要素は「4種類のリフト」、「スピンまたはスピンコンビネーション」、「1セットのシンクロナイズドツイズル」、「ダイアゴナルステップシークエンス(リンクを対角線上に滑る)、またはミッドラインステップ(互いに離れて、リンクの中心線を端から端までいっぱいに使って、直線的に滑るステップ)」、「サーキュラーステップ(リンク内を正円または楕円にステップする)またはサーペンタインステップシ-クエンス(リンク内をS字にステップする)」の5つ。

まず、現役最後の選手権での演技となる渡辺心/木戸章之組。曲は「ファンタジー/ショパン作曲」。
華麗なステップから1つ目のリフト(男性がシット(座りこみ片足を前に出す)の姿勢で女子を持ち上げ、女子が進行方向に反る)、シンクロナイズドツイズル、ダイアゴナルステップ、2つ目のリフト(男性が片手で女性を持ち上げ回転する)、ミッドラインステップ、スピンコンビネーション、ここで2人が一礼(これまで応援してくれたファンへの感謝の気持ちに見えた)、カーブリフト、サーペンタインリフト(S字に2つのカーブを滑るもの)、そしてフィニッシュ。場内からは温かい拍手、2人とも涙を流しながら手を振り、リンクを後にした。13年間、本当にお疲れ様でした。

マリーフランス・デュブレイユ/パトリス・ローゾン組(カナダ)、曲は「アット・ラスト/エタ・ジェームス作曲」。
ストレートラインリフト(男性が女性を持ち上げ直線的に滑る)、ローテーショナルリフト(男性が女性を持ち上げ、1つの方向に回転しながら移動し、続けて逆方向に回転しながら移動する)、スピンコンビネーション、リズミカルなサーキュラーステップ、ミッドラインステップ、回転リフト、ストレートラインリフト、カーブリフトでフィニッシュ。

タニス・ベルビン/ベンジャミン・アゴスト組(アメリカ)、曲は「アメリ」。
シンクロナイズドツイズル、カーブリフト、サーキュラーステップ、コンビネーションリフト、スピンコンビネーション、ダイアゴナルステップ、回転リフトでフィニッシュ。

アルビナ・デンコワ/マキシム・スタビスキー組(ブルガリア)、曲は「7つの大罪」。
シンクロナイズドツイズル、2回続けての高度なコンビネーションリフト、スピンコンビネーション、ミッドラインステップ、ストレートラインステップ、ストレートラインリフト、サーペンタインリフト、ストレートラインリフトでフィニッシュ。さすがに王者の演技に相応しい。

アイスダンス3種目が終了、合計による最終順位は次の通り、
1位→デンコワ/スタビスキー組(ブルガリア)、2位→デュブレイユ/ローゾン組(カナダ)、3位→ベルビン/アゴスト組(アメリカ)

3組ともに、ハイレベルで魅力的な演技を見せてくれた。本当におめでとうございます。
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by wataridori21 | 2007-03-25 01:24