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北信越BCリーグ・その3

引き続き「北信越BCリーグ」の話題。昨日発売となった、週間ベースボール別冊「北信越BCリーグ・オフィシャルプログラム」を読んだ。

中でも興味深かったのは、BCリーグを運営する株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティング代表取締役の村山哲二氏とスポーツライターの二宮清純氏の対談。
村山氏は新潟県の広告代理店でサッカーチーム・新潟アルビレックスの広報担当者を9年務めた人物で、今回、アルビレックス新潟会長の池田弘氏の誘いで代表に就任した経歴がある。

村山氏の説明によると、リーグ所属の4チームはそれぞれ独立させて、地元の協力で運営させることを目標としている。そして各球場への移動はすべてバスで行い、試合が終わるとその日の内にバスで帰る為、宿泊する事もなく、1チームあたりの運営経費を、選手・スタッフの人件費を含めて1億5000万~7000万に抑えられると言う。
そしてオフシーズン、選手達は人材派遣会社フルキャスト(プロ野球・東北楽天イーグルスのホームグラウンドの球場名を複数年持っている会社でもある)を通じて派遣された地元企業で働く事としているとの事(このあたりは四国アイランドリーグに比べてもしっかりした印象を受ける)。

ただ心配に思ったのは観客数の見通し。村山氏は「目標は5000人と言っていますけど、もっと入れますから」と話してはいるが、四国アイランドリーグでは平均1000人前後くらいだったはずで、この見通しは疑問は残る。プロ野球のファームの多くはもっと低い観客数なのがザラだけに大丈夫なのかな…?

そして、対談の中で二宮氏は語る。(以下、原文のまま抜粋)

「独立リーグのチームはまず地域のためにあるんだということが一番重要で、選手育成は二番目だと思うのです。まずは地域の文化創造に貢献する。その過程の中でNPBに行きたいという選手は行かしてやろうよと。その順番を間違ってしまったら、独立リーグは成り立ちません。地元の理解と協力があってこそのリーグですからね。球団のフロントにはもちろんですが、指導者や選手たちにも、そこの所はきちんと理解してもらうことが重要でしょうね」

前にこのブログで四国アイランドリーグについて何度か書いたけれど、やはり独立リーグは地元のバックアップが無ければ存続する事は不可能である。だからこそ選手達には「NPB行きを考える前に、BCリーグが何故存在するのかを自覚してくれ」と言う事なのだろう。

これを読みながら思った。四国リーグ設立当初に比べて、今は独立リーグの立場がかなりはっきりしてきたと言えるかもしれない。独立リーグが「単なる同好会のような立場」から「地域のシンボル的な存在」として認知されていけたらいいな。

そして村山氏が言うように、本当に「チームの独立採算制」が実現出来たら、その後、他県にチーム発足の機運が高まる事は間違いない。なにせ地域活性化に直結するし、赤字にならないとなれば挙って参加しようとする県が出てくるだろう。プロ野球のある都道府県を除く地方の県1つ1つにチームが設立されたら、とても面白い事になる。ゆくゆくは独立リーグ版・日本シリーズだって出来るだろう。

さらに飛躍して考えればJリーグのシステムのように、NPB12球団と独立リーグを交えて1部・2部リーグを設立させ、入れ替え戦までつくれば、非常に緊張感のあるプロ野球リーグとなるだろう。そうなれば本当に素晴らしい。

…また、すごい想像を働かせてしまったけれど、もしかしたら日本プロ野球の将来はそんな姿になっていくかもしれないね。


ついでに、あまりこのブログでは取り上げたくなかったけれど、NPB球団で最近話題となっている「裏金問題」について書く。
これについて僕自身思うのは、12球団が親会社に頼りすぎてきた事が大きな原因ではないか?と考えている。各球団は、「赤字になれば親会社が補填してくれる」と考え、「選手獲得」の名目で多額の資金を親会社から引き出す「悪しき体質」ができていった、その事が今回の失態に繋がったのではないか、と思うのだ。

その点、もし各球団が「独立採算制」で運営するのが当たり前だったら、某球団のように1人の選手に5億以上の契約金(表向きには1億+出来高)を提供する事などなかったのではないか。身の丈にあった球団経営をしていれば、どうみても金銭感覚が麻痺しているとしか思えない、あのような事件は起きなかった筈である。(ただし、資金力の豊富なアメリカ大リーグチームが選手を横取りしようと裏金をばら撒く可能性もあるが)

それだけに、独立リーグには頑張って欲しい。将来このリーグがNPB球団の運営に多大な影響を与え続け、互いに、本当の球団ビジネスモデルを作り上げるところまで発展して欲しいと思っている。
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by wataridori21 | 2007-04-15 22:26

北信越BCリーグ・その2

さて、いよいよ4/28より北信越BCリーグが開幕する。

北信越BCリーグとは日本版・独立リーグの事で、日本で言う独立リーグとはNPB(日本プロ野球機構)に属さないプロ野球リーグ。

チームは北信越4県(新潟県・長野県・富山県・石川県)に1チームずつ配置。「新潟アルビレックス・ベースボールクラブ」「信濃グランセローズ」「富山サンダーバーズ」「石川ミリオンスターズ」の4チームがあり、試合数はホーム・アウェーそれぞれ36試合、合計72試合行い勝率1位となったチームが優勝する(プレーオフの有無は僕自身、情報がなくて分からない)。
現在まだ構想段階との事だが、10月後半に四国アイランドリーグの優勝チームとチャンピオンマッチが検討中との事らしい。

僕は長野県在住なので、もちろん信濃グランセローズの動向に注目している。

これまで長野県では、プロスポーツのチームは存在しなかった。それだけに今回のプロ野球チーム設立は本当に嬉しい。長野県のスポーツ史に残る大きな出来事である事は間違いない。

そしてこのチームの今年の盛況ぶりが、どの程度かによって、長野県民のスポーツに対する注目度がはっきりすると思う。
散々であれば他のスポーツの人気度にも少なからず影響するだろう。しかし盛況であれば、例えば現在長野県チームが参入を希望しているとされるBJリーグ(日本版プロバスケットボールリーグ)への加入への後押しとなるだろうし、AC長野パルセイロ、松本山雅、BJリーグチーム(実現したらだけど)、そして信濃グランセローズが互いに連携して「Jリーグ100年構想」に準じた先進的な存在感を発揮する事も考えられる。

もしそんな時代が来るのなら、是非見てみたい。1998年の冬季五輪の舞台でありながらプロスポーツチームが存在しなかった長野県が、スポーツの分野で全国に存在感を示す、考えただけでもわくわくする状況になるかも知れない。

少し考えが飛躍しすぎたかな?でもこんな夢を描くのもたまにはいいんじゃないかと思って今回は思い切って書いてみた。

開幕日(28日)は残念ながら仕事で生観戦できないけれど、今から楽しみにしている。
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by wataridori21 | 2007-04-15 19:25

北信越BCリーグ

いよいよと言うか…来年4月に北信越版独立リーグ「北信越BCリーグ」が開幕する事となった。

2005年に設立された四国アイランドリーグ(代表・石毛宏典氏)をきっかけに日本各地に独立リーグ設立の構想が湧き上がってきていただけに「遂にきたか」と言う感が強い。

この北信越独立リーグの話題は今年の春先から耳に入っていたけれど、正直「本当にやるのかな?」と僕自身、心配していた。
なぜなら去年の暮れに設立予定だった「東北独立リーグ」が様々な問題から事実上頓挫してしまったことがあったから…

しかし今回はプロサッカー・Jリーグで話題となった新潟アルビレックスの運営会社が主体となって設立されたので、僕はかなり期待している。

新潟アルビレックスといえば、将来プロ野球球団を作る構想を持っていると伝えられている会社なので、この動きは今後のプロ野球界を大きく変えるきっかけになるかも知れない。

来年が本当に楽しみだね♪
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by wataridori21 | 2006-10-14 23:20