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安藤美姫選手(フィギュアスケート選手)

去年暮れの全日本選手権・女子の部で2位となったのは安藤美姫選手。

彼女はジュニア時代から有名な選手で、2002年に開催されたジュニアグランプリファイナルで優勝したのだが、何よりも「ジャンプの安藤」の名を世界に知らしめたのは、この大一番でフィギュア女子ではISU公式大会初の4回転サルコウを成功させた事だ。その後、全日本選手権2連覇(03・04年)を記録。
しかし05/06シーズンは故障の影響で振るわず、06年のトリノ五輪に出場するとフリースケーティング(FS)で再び4回転サルコウに挑戦したが失敗し15位。その後はジャンプよりもスピン・スパイラルに磨きをかけ、臨んだ06年のグランプリシリーズ(GP)では、スケートアメリカ1位、エリック・ボンパール杯(フランス杯)で2位。しかしGPファイナルでは、フリー当日に体調不良があり5位と失速。直後の全日本選手権では2位となり、今回の世界選手権出場を決めている。

全日本ではショートプログラム(SP)で千夜一夜物語「シェヘラザード」、FSでは「バイオリン協奏曲・第1楽章(メンデルスゾーン作曲)」を演じている。しかしFS途中、3回転フリップの際に手を付き右肩を脱臼、その後も無理を押してのストレートラインステップシークウェンス、顔を歪めながらのスピンをこなす姿は見ていて痛々しかった。おそらく現在は完治している筈だが、心配な要素ではある。

トリノ五輪から1年が経過した。この1年でどこまでレベルアップしたのか、楽しみにしている。
by wataridori21 | 2007-03-18 10:46


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